「鬱で死ぬくらいなら会社辞めればいい」と言う無責任な発言
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鬱・パニック障害
2015年4月1日
激しい目眩が私を襲った。
その日から悪夢が始まった・・・・・・
激しいストレスが身体を蝕む
目眩に襲われ、脳梗塞では無いかと不安を感じながらも、その日はアルコールの力を借り眠りについた。
翌日、脳神経外科でMRIを撮ったが異常は見られなかった。
取り敢えずホッとした。
でも、その日の夜から手にしびれを感じるようになった。
しびれは次第に足にまで・・・
手足のしびれに加え、首のだるさまで
手足のしびれはともかく、首のだるさは我慢できないレベルだった。
首を少しでも後ろに下げると、「カクン」と落ちてしまいそうな・・・
痛いような、しびれているような・・・
レントゲンを撮ったが異常なし。
そこで医者に言われた一言が、私を2年間苦しめることに。
「ガンでもなることがあるけどね」
結局ガンではなかったのだが、気が遠くなりそうになったことを今でもはっきり覚えている。
それから何度もMRIを撮ったり、リハビリに通ったりしたけど、一向に良くなる気配はなし。
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そして「人間ドックに行って、健康であると証明されないと治らないかも」と言われ、人間ドックに行くことにした。
しかし、人間ドックに行く前、8月の夏季連休の最終日に事件は起こった。
今までは「痛い」「しびれる」「だるい」など、身体へのダメージだったのだが、怖い夢を見て目を覚ました後から、なんとも言えない不安感が襲ってきたのだった・・・
「とうとううつ病になってしまった・・・」そのショックで涙を流してしまった。
後頭部に悪寒が走り、その場から逃げ出したい衝動に駆られ、泣きわめきたくなる・・・
最初のうちは何日かに一回だったのが、毎日になり、1日数回になり、最後は1日中そんな衝動に駆られるようになった。
頭の中では「死にたい」「死ななきゃ」「とにかく逃げよう」そんなことばかりがこだました。
いよいよ人間ドックへ
結局異常は見つけられなかった。
(まぁ糖尿病ではあったんだけど)
もうこの頃はガン云々よりも、心の病への恐怖のほうが強かった。
案の定、人間ドックで健康であると太鼓判を押されたが、心のもやもやは晴れることはなかった。
心療内科へ
このままでは死んでしまうと思い、
意を決して心療内科へ行くことにしました。
「不安症」と診断されました。
薬を処方されましたが、飲まずにとってあります。
なんだかんだで3年間苦しみました。
発作はなんの前触れもなくやってきます。
「うつで死ぬくらいなら会社辞めればいい」はなんの慰めにもならない
妻にも「仕事続けられなくなるかも」と伝え、「心配しないで」と言ってもらえました。家には最愛の娘もいます。
仕事でもどんどん出世し、やりがいのある仕事を任されています。
健康面でも取り敢えず心配していたような大きな病気ではないことが分かりました。
「じゃぁなぜ?」
結局のところ1度発症してしまうと、治るまでは何をやっても何をやめても「つらい」「死にたい」と言う気持ちはなくならないと思う。
仕事が辛い人は仕事を辞めれば良くなる可能性もあると思います。でも
発症する前に辞めなければ意味がないと思います。
1度発症してしまうと、休みの日でも、楽しいときも、愛する人と一緒にいても、急に発作が起こってしまうのです。
自殺のニュースを聞くたびに、他人事では思えなく、つらい気持ちになります。
何もわからないコメンテーターは「そうなる前に逃げてくれていれば」「まわりに相談してくれれば」などといいます。
違います。
1分前に大笑いしていても、発作が来ると、発作的に死にたくなります。
死にたいという感情ではなく、この恐怖から逃げたい!と言う感情で走り出してしまうのです。
2015年4月1日から4年が経ちます。
完治したのかと言われれば、未だに年に数回発作が訪れます。
今の落ち着いた気分の時は「発作が来ても大丈夫だから、来ても落ち着いて対処しよう」と思えるのですが、いざ発作が来たらそんなことは忘れて、頭を抱えて、大声で泣きわめきたくなる感情に押しつぶされ、逃げ出したくなります。
今書いていてもなんか怖いです。
もう思い出したくもないし、不幸なニュースも聞きたくありません。
ガンの治療薬も望まれますが、劇的に良くなるうつ・パニック障害の薬も開発されることを切に願います。
では!