いよいよ【便移植治療】が現実的に
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ちょっと嫌だけど【便移植】って有効らしい
想像するだけで恐ろしいというか、なんというか・・・
でもこの記事でも、この記事でも書いていますが、これからは脳や心臓と同じくらい腸の健康が重要になってきそうだ。
病気の治療だけでなく、痩せている人の糞便を太っている人に移植すれば、痩せるという結果も出ているらしい。
これからのスタンダードになるのであろうか?
アメリカ・アリゾナ大学の研究
2年前に自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ子供18人に、糞便移植を行った。
そして2年後、ASDの症状が45%減少していたことが判明した。
しかも、ASDだけでなく胃腸系の症状も劇的に改善したとのこと。
そして、2年経っても調子の良さを維持している。
日常生活にまで影響するような重いASDを抱える人には本当に朗報ですね。
そして、認知機能の低下から肥満への対処まで糞便移植が試されている。
さらにさらに、糞便移植によってプロの自転車選手になれるという研究結果まで出ているくらいだから驚きだ!
2年経っても調子が良いということは、健康体から移植した糞便の細菌が体に馴染んだということなのであろうか?
まだ2年なので、これからの進展が気になるところ。
ASDや胃腸に関わる病気以外にも腸から始まる病気があるのでは?
肥満はもちろん、関節炎などの炎症系、さらにはうつ病など、直接腸とは関係なさそうな心の病も腸から始まっているのではないかと、研究が進められている。
脳は神経線維を伝わる電気信号によって五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)から情報を受け取る。
腸は五感に匹敵する重要な感覚器官にもかかわらず、信号の伝達が遅すぎるのではないかと言われきた。
しかし、腸内に並ぶ感覚細胞が舌や鼻にあるものと同じような性質を持っていることに気づき、もっと早い伝達経路があるのではないかと考えられている。
まだまだ脳も腸も分からないことだらけですが、密接に関係していることは間違いないでしょう。
いままで薬を飲むなど対症療法でごまかしていた辛い病気も、糞便移植など腸を利用した治療で根本的な解決につながるかもしれません。
飽食の時代、ジャンクフードが並び(これがまた美味しいんだ・・・・)、ついつい食べすぎてしまうかもしれませんが、脳や心臓をいたわるのと同じくらい、腸をいたわってあげませんか?
では!