新入社員は怖くない!管理者が注意すべき3つのこと
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「まったく今の若いのは」
「まったく今の若いのは何を考えているかさっぱりわからん」「新人類だからな」
4月になるとそんな声があちこちから聞こえてきそうですね。
そうです、新入社員が入って来ますよね。
期待に胸を膨らませている新人もいれば、この世の終わりのような顔をした新人もいます。
不安なのは新人だけではありません。
新人を受け入れる部署の部長・課長・係長も不安なことでしょう。
そして少し経つと聞こえてきます。
「まったく今の若者は・・・」
いいたくなる気持ちもわかりますが、我々も若い頃は言われてましたよね?
それこそ100年も昔から言われていると思います。
そうです、我々も若い時はそうだったのです。
そう言われるの嫌じゃなかったですか?
もしくは言われたとしても「じじいどもは頭が固くてさぁ」なんて思っていませんでしたか?
今の若い子は優秀です。
早くからネット環境で育ち、ある意味グローバルな環境で揉まれていますから。
「でも、怒るとすぐ辞めちゃうんだよ」
それも昔からそうです。それに我々の時代の時は「終身雇用」が当たり前で、会社を辞めると親からも近所からも白い目で見られるような時代でしたよね?
今の若い人(今の社会)たちは、終身雇用にも期待していないし、転職も当たり前。ある意味自分に合わなければ、合うところへ行けばいいんだという考え方です。
どちらかというと、その方が健全な考え方じゃないですか?
実力さえあれば次に行けばいいし、気に入らなければ次を探せばいい。
それが当たり前の世の中になってきたのです。
昔のままの考え方であぐらをかいていたら、それこそこちらが置いていかれます。
考え方変えませんか?
別に媚びを売る必要もないし、若者に迎合する必要もありません。
接し方を変えればいいんです。
接し方
「怒る」と言うのもおかしいですね。
怒るというのは感情です。我々管理者がすべきことは、会社に利益を上げるために、どのように仕事を進めていけばいいのか。もし、進行方向がずれている人がいれば、進行方向の軌道を修正するのが役割です。
それでも注意する場面には出くわします。
不安全行動をしているときや、ただちに怪我につながるような行動をしている時は即座にその場で注意しなければいけません。
それ以外の時は大きな声を出したりしてはいけません。
人前で注意をしない
皆の前で怒られるのは嫌ですよね?
これは若い人に限らず、全員に対してすべきだと思います。
もう大人ですよ?
明らかなミスを怒らない
逆じゃないの?
そういう声も聞こえてきそうですが、そうではありません。
だって明らかなミスは、やった本人が一番わかっているじゃないですか?
十分反省していると思います。
ただし、わざとではなくても明らかなミスを3回も続けてやるようでしたら、他の対処が必要です。
大きなミスに繋がりそうな、手前の小さなミスを見つけ注意する
これこそが管理者、先輩の仕事です。
やっている本人も気づかないような、小さなミス(ミスに繋がりそうな行動)を見つけ、大きなミスを事前に防ぐのです。
逆に言えば、大きなミスは事前に見つけられなかった管理監督者の責任です。
おそらく社長や役員はそう考えるはずです。
いいですか、大きなミスを叱ることは誰でも出来ます。
まだ誰も気づいていないミスにもなっていないようなミスを見つけ注意するのが管理監督者です。正直難しいです。注意された方も「なんでこんな細かい事・・・」「あの上司うるさいんだよなぁ」と疎まれるかもしれません。
全く気にすることはありません。
その細いところに目がいくのはプロフェッショナルな証拠です。
いつか彼らも管理監督者になった時分かります。
いや、その細かいミスを見つけられない人は管理監督者になれません。
いいですか、大きなミスに対して大声で怒っている人は3流です。
余談ですが引退したうちの副社長は細かい人でした。
「おい、2円あってないぞ」「この2,000円は何に使ったんだ」などなど。
ある日どうしても必要だと思い、100万円ほど使いたいと言ったら、「いいよ」と2秒で決断してくれました。無駄なものには1円でももったいないが、必要であれば100万円でも即決断する。経営者の鏡ですね。私もそんな経営者になれると良いのですが・・・
では!