製造業で働いている人は必読だぞ!その2【問題解決で面白いほど仕事が捗る本by横田尚哉】
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問題
引き続き第2弾です。
前回の記事はこちら
ここに文章
問題解決で面白いほど仕事がはかどる本(超解) ―――「分析」「創造」「洗練」のステップで未来に向かう解決策を生み出す
- 作者: 横田尚哉
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2017/02/13
- メディア: Kindle版
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問題解決で面白いほど仕事がはかどる本 (超解) [ 横田尚哉 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 経営 > 経営戦略・管理
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,188円
Amazon紹介文
問題解決は、誰でもできます。
私は、問題解決を専門としたコンサルタントとして、
30年以上もの間、クライアントの問題を解決して来ました。
だから、自信を持ってそう言えるのです。
しかし、ビジネスパーソンにとって問題解決は永遠のテーマです。
今の状態を知るための「分析」
分析とは、バラしてまとめること
- 解析まで含めてこそ分析
- 分析とは、モノやコトを細かく分け、要素や本質を明らかにして、その構造や仕組みを論理的に調べ、ある特質を見えるように整理すること。
- ビジネスでは「バラしてまとめる」の意
- 分析は、分解と解析の2つの作業が必要。
- 見え方を変えること
- バラす前の見え方と、バラしてまとめた後の見え方が変わっていること
徹底的にバラす
- まとまりに関するポイント
- 問題分析の最初の作業は、バラすこと。ポイントは2つ
- まとまりに関するポイント
- 細かさに関するポイント
- モノなら要素構成図、コトなら作業構成図ができる
- 分解すると、対象の構造が見えてきます。これを、構造化といい、出来上がったものを構成図と言います。
役割を考える
- 全てのモノには役割があると考える
- ファンクションはカタチに優先する
- 「冷蔵庫が本当に欲しいという人はいない。貯蔵された食品が欲しいのだ。人の要求や要望は、カタチに対してではなく、ファンクションに対してなのだ」
言葉に変える
- 伝えるために言葉にする
- 名詞と他動詞の2語で表現する
- 例)「メガネ」が《視力を補う》(他動詞)
- 例)「メガネ」で《視力が上がる》(自動詞)
- 例)「メガネ」は《視力に効く》(自動詞)
具体的な名詞が思い込みを減らす
- 達成を見極めるために具体的な名刺にする
- 定量的な名詞を使う場合
- 《部屋を明るくする》→《部屋の照度を上げる》
- 定性的な名詞を使う場合
- 《制服を着る》→《見た目を揃える》
本質を確実に掴む
- なんのためかを考えると本質に近づく
- ロジックは「目的−手段」です。
- 「それはなんのため?」
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新しい方法を生み出すための「創造」
創造に必要な3つの要素
- 技術・環境・動機
- 創造のための要素1①
- 知識技術を揃える
- ヒラメキというのは、過去の知識に、なんらかの作用や操作を加えることで、そこにわずかに生まれるもの
- 創造のための要素1②
- 経験技術を知る
- 道草・寄り道・回り道。=いつもと違う行動を取る努力をすること
- 創造のための要素2
- 環境を整える
- 発想に適した物質的環境を用意する
- 物的環境と心理的環境
- 物質的環境
- 1.区切られた空間
- 2.まとまった時間
- 3.記録できる環境
- 邪魔されない環境
- 発想しやすい心理的環境を作る
- 1.批判されない環境
- 2.許されている環境
- 3.バレない環境
- 4.怒られない環境
- 創造のための要素3
- 価値を使った動機付け
- 動機付けに重要な「価値」とは「値打ち÷原価」
- 価値とは
- 費やす投資や労働をもとに数値化したもの。いわゆる、原価
- 保有や使用によって得られる機体をもとに数値化したもの。いわゆる、値打ち
オペレイティブからクリエイティブに
- 想像はオペレイティブにはできない
- 結論ありきの活動はクリエイティブとは言えない
- オペレイティブな思考は確実性の追求
- やり方が決まっており、その通り実行すれば、誰がやっても同じ成果が得られる活動。
- IE、TOC、6σといった管理技術は、模範生、確実性、再現性の追求。
- クリエイティブな思考は特異性の追求
- 平均値、中央値に向かう収束的な活動ではなく、端部や境界に向かう発散的な活動。
- SCAMPER
- Substitute=代用品はないか
- Combine=組み合わせられないか
- Adapt=応用できないか
- Modify=修正できないか
- Put to another use=他の使い道はないか
- Eliminate=削減できないか
- Reverse=逆にできないか
確実に解決させるための「洗練」
- 洗練してこそ、ときめく解決策になる
- 視点を変えてアラ探し
- 重箱の隅をつつくように欠点を探す
- 顧客や専門家の意見も重要
- どの立場から見ても欠点がなく、誰に見せても指摘がなくなるまで洗練すること
- 「本質に沿った解決か」を確認
- 問題可決の落とし穴
- 解決した先にある姿が、本当に目指していた方向ではない時があります。これが落とし穴。
- 飛び石の法則
- 飛び移りやすい石ばかりを選んでいるだけでは、向こう岸には永遠にたどり着けない
ワンランク上の「問題解決」
- ビジネス・ノウハウの全てがある
- 人を動かし組織を動かす
- 問題解決では、メンバーの経験と知識を有機的につなげていくことが大切
- ちょっとの苦労と努力を怠らない
- 普段から取り組めば苦しまない
- 組織の視点、長期の視点を忘れない
- 犯人探しをすると今だけの改善策しか出てこない
- 変える側になっても従う側にならない
- 「時代を変えるか、時代に従うか。どちらかだ」by ヴィダル・サスーン
いかがでしたか?
読みながらチェックした箇所が膨大になり、2回に分けてご紹介いたしました。
それくらいに中身が詰まった良書です。
特に私のような製造業に携わっている方には、必携の1冊なることでしょう。
では!