胸をかきむしられるような名曲3選【邦楽編】Mo'some Tonebender,Plenty,毛皮のマリーズ
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【洋楽編】はこちら⬇️
胸をかきむしられる曲【邦楽編】
洋楽編に続き、邦楽編です。
洋楽編では3アーチストとも、声に特徴がありました。
邦楽編はいかに
邦楽は洋楽と違い、歌詞がダイレクトに伝わって来ます。
なので洋楽よりも「声」や「メロディ」以外に「歌詞」の重要性が増して来ます。
韻をふむとか、悲しい物語というだけでは、単に切ない音楽に分類されてしまいます。
今回はあくまでも「胸をかきむしられる曲」です。
なのでもしかしたら、私の時代背景や、育った環境が大きく影響するかもしれません。
ただし、私の中の条件として、「絶対的に良い曲」というものがありますので、
仮に胸をかきむしられなかったとしても、音楽的には絶対にオススメできるものです。
それでは早速行って見ましょう!
「HigH」Mo'some Tonebender
- アーティスト: MO’SOME TONEBENDER,百々和宏,藤田勇
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 2001/09/21
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 9回
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アーチスト:モーサム・トーンベンダー(Mo'some Tonebender)
アルバム:Hello
リリース:2001年
完全にトリップすること間違いなしです。
出だしのドラム、かき鳴らされるギター、うねるベース、まさに吐き出されるボーカル。
轟音に包まれつつも、眠ってしまいたくなる感覚に陥ってしまう。
優しさはさらさら無く、聴き手に迎合することなく、激しい演奏は続く。
その時音は鳴り始め
そして僕はもうでもよくなる
音に抱かれて夢を見る
そして僕はもうとてもよくなる
完全にドラッグソング。
そしてエロチシズムを感じさせる。
僕の鼓動は倍になり
意識の海が拡がってく
音の波間に飛び込んで
この身をすべて委ねる
最後の小節。
最後の「委ねる」のあとカウントが始まり、ドラムがバッチンバッチン煽り、
ボーカルの百々が再度「ゆ〜だ〜ね〜る〜」と吐き出す。
そう、ここが最大のクライマックス。
この曲はSonic Youthの「Anagrama」(通称赤盤)を聞いた時以来のトリップ感を味あわせてくれる。
抜け出せなくなるかもしれませんので、聴くのは自己責任でお願いします。
「人間そっくり」plenty
- アーティスト: plenty
- 出版社/メーカー: headphone music label
- 発売日: 2012/02/15
- メディア: CD
- クリック: 9回
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アーチスト:Plenty
アルバム:Plenty
リリース:2012年
惜しくも今年(2017年)解散してしまいましたね・・・
ボーカルの江沼の、高くか弱い声が頭の中をこだまします・・・
本当に残念です。
さて、このアルバムも死ぬほど聴きました。
韻を踏むとかではないんだけど、メロディと歌詞が気持ちよく融合してるっていうの?ヌメッとしてるというか・・・言葉が見つからないんだけど、気持ちいいんです。
子供の頃あった正義感はおもちゃ箱の中
焦燥感は僕の中
「あの頃は良かった」
そんなもんはアルバムの中
後ろ向き人生回れ右
前向きな歌のようにも聞こえますが、「前向きに生きよう!」の小節の後に
幸福なもんか
この手で何を守れた
何を与えた
耳をふさいで、扉を閉めた
すべて出来て、何も出来ない
このような「やっぱり前向きになれない」という歌詞が続きます。
「がんばろう!」「やっぱ無理・・・」の繰り返しに胸をかきむしられるような感覚に陥ります。
そして、先ほど「メロディと歌詞が気持ちよく融合してる」って書いたんだけど、次の箇所がそれに当たります。
君が髪を切った
キレイだった。すごく似合ってた
問題は君を好きかどうか
楽したい人ばっか、ぼくもそっか、じゃあ何しようか
後ろ向き人生回れ右
この歌詞が好きで好きで。
本当に気持ちいんです。不思議。
このアルバムには
「人との距離のはかりかた」
「あいという」
を筆頭に名曲揃いですので、ぜひ聞いてみてください。
「晩年」毛皮のマリーズ
- アーティスト: 毛皮のマリーズ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 208回
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アーチスト:毛皮のマリーズ
アルバム:毛皮のマリーズ
リリース:2010年
Youtubeが無い・・・
仕方ないので代表曲である「愛のテーマ」を貼っておきます。
この曲が全ジャンル中ナンバー1の胸をかきむしられる曲なのに・・・
どうにかして聞いて欲しいです。
天才であり奇人でもある志磨遼平率いる毛皮のマリーズ。
日本人アーチストの中では、ダントツに好きです。
ちなみに2位はBloodthirsty Buthcersです。
姿かたちもなんともロックンローラーで、歌も演奏もロックです。
解散後に結成した「ドレスコーズ」も格好いいです。
夢のまた夢だろうが知ったこっちゃない
それが正しくなくても、もうどうだっていいよ
ただ僕らは何か何かとんでもないことがしてみたい
そしてその罪を償い続けたい
「その罪を償い続けたい」
悪いことをした後に考えることであって、「償い続けたい」ために何かしでかすなんて・・・衝撃を受けた歌詞です。
憎しみに火を灯して僕は立っていよう
ただそれだけでどうにか立っていよう
でも僕はどうしても人を憎むことができない
だからずっと自分を憎んで立っていよう
「自分を憎んで立っていよう」の部分でゾワ〜ンと鳥肌が・・・
なんでこんな歌詞が思いつくんだろう?
日本では唯一無比の存在。
僕にとっての神です。
中毒性が高く、気分が落ち込むことがありますので、気をつけてください。
いかがでしたか?
洋楽編同様、やはり声に特徴がありますね。
それにプラスして、やはり日本語なので歌詞が直接脳天に突き刺さってきます。
もう一つ気づいたのが、どれもファースト・アルバムってこと。
ファーストアルバムって、アーチストの魂がこもっていて、鬼気迫るものがありますね!
では!