ドイツと日本の国民性が生産性を・・・【仕事の「生産性」はドイツ人に学べ by 隅田貫】
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仕事の「生産性」はドイツ人に学べ 「効率」が上がる、「休日」が増える
- 作者: 隅田貫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2017/09/28
- メディア: Kindle版
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仕事の「生産性」はドイツ人に学べ 「効率」が上がる、「休日」が増える [ 隅田 貫 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,512円
仕事の「生産性」はドイツ人に学べ by 隅田貫
Hallo an alle!日本人は礼儀正しく、真面目で、サボらない。
でもドイツのほうが生産性が高い。
なぜなんでしょうか?
そんなノウハウを知りたくて、この本を手に取ったわけですが、
まぁ面白い!
ドイツ人と日本人は比較的人間性が似ていると聞いていたのですが、
この本を読む限りでは全く似ていませんね。
それでも学べるところは学び、日本を元気にしていきたいですね!
それでは早速行ってみましょう!
生産性−日本とドイツで差がつく理由
日本の一人当たり年間掃除労働時間は1719時間。ドイツは1371時間。国内総生産は日本は3位でドイツは4位ですが「一人当たり名目国内総生産」になると世界の中で日本は22位、ドイツは19位と順位が逆転。つまり、日本はドイツより長時間労働をして、ドイツより1人あたりが生み出すGDPは低い。
月〜金曜日は日本語で「平日」、ドイツ語では「働く日」
ドイツと日本は、国民をどう捉えるかの考え方が違う。ドイツは国民を労働者だと捉えて、労働者の権利に重きを置く。日本は消費者だと捉え、消費者の権利を重視。つまり、ドイツでは労働者の権利を重視するために休日を充実させ、1日に働く時間も厳格に決め、徹底的に労働者が働きやすい国を作り上げた。
日本では消費者としての権利を重んじたので「お客様は神様」であり、神様のためにコンビニは24時間オープンし、土日に休むなんてもっての外、ネットで注文したら商品が翌日に届くのは当たり前。
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「自立・独立の考え方」が生産性に直結【意識】
- 日本では「ルールを作ること」自体が目的になっている
- 脱・同調圧力のススメ
報・連・相、会議・・・「それ本当に必要?」【コミュニケーション】
- ドイツでは年齢や立場の関係なく、自分から「Guten Tag!」と元気よく挨拶をします。
- 日本の場合、「するべきだからする」よりも、「これをしておかないとまずいかもしれない」とおもってやっている。
- 日本では出来ない理由や失敗した理由を聞く。ドイツではできるようにするためには何をしたらいいかを考える。
- ルールは守るものだが、ルールが現実に合っていなくてうまくいかないのなら、改善するべき
- ルールの固執していたら、失敗を許せない組織になる
退社時間を決める、優先順位を考える【時間管理】
ドイツでは「忙しかったから、出来なかった」は通用しない。なぜなら、ドイツ人は自分で時間を管理するのは当たり前だという考え方だから。
フラットな組織は「スピード」が速い【チーム】
- 日本は集団決定が好き。会議が多いのも、1人で決定するのを避けて、大勢で決めたいから。
いかがでしたか?
すごく興味深い内容でした。
ドイツが優れていて、日本が劣るという内容ではありませんし、
また、その逆でもありません。
日本の生産性の低さは、日本でだけ考えても結論は出ません。
諸外国の良いところをどんどん取り入れ、生産性を上げ、
日本に元気が出ればそれに越したことはありませんよね?
まだ日本(日本人)は、世界の先頭を走っていると勘違いしています。
まずは現状を受け入れ、謙虚な気持ちでスタートしませんか?
国全体が大企業病に冒されているように感じます。
挑戦者であり、ハングリー精神を忘れずに、次世代のために今一度立ち上がりましょう!
では!