効果がわかるダイエット本!世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術 アイザック・ジョーンズ【書評】
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世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術 by アイザック・ジョーンズ
これは貪るように読みました。
とにかく今までの常識を180度ひっくり返す内容です。
「カロリーは関係ねぇ!」「油摂れ!」・・・
本気ですか?と思いながら、読み進めていくうちに、
夢中になり、やる気がみなぎっていくのを感じました。
それでは早速見ていきましょう!
まず砂糖を控えること。そして、「良い油」を積極的に摂ること。
もう初っ端からガツ〜んとやられましたね〜
結果、頭の中にかかっていた”もや”がスーッと消えて、世界がクリアに把握できるようになってきた。
糖質を控え、体に良い脂質を摂る食事を続けたら、ぐんぐん成績が上がった。
良い油って何?
- 出来るだけ加工工程が少なく、自然に近い状態で、古くなって酸化していないもの
なぜ「良いアブラ」が体にとってメリットをもたらすのか?
- 人間の体に60兆個もある細胞の細胞膜が、アブラ(脂肪)で出来ているから
- 中でも「脳」は。重さの60%を脂肪が占めるという、まさに脂肪のかたまりのような臓器。
良いアブラを摂る1番の目的は?
- 最終的に私たちの体を糖質をエネルギー源として使う「シュガーバーニング(糖質燃焼型)」の状態から、脂質をエネルギー源として使う「ファットバーニング(資質燃焼型)」の状態に変えていく。
- 本来、私たちの体は「シュガーバーニング(糖質燃焼型)」に適した状態には作られていない。私たちがエネルギーとすべきなのは、糖質ではなく、脂質。なぜなら、私たち人類は約400万年もの間、そうやって地球上で命をつないできた。穀物を栽培して、穀物の糖質からエネルギーを得るようになったのは、今からたった1万年前のこと
脳のエネルギー源は?
- 脳はグルコースがエネルギー源ですので、糖質が欠かせないというのが、今までの医学の常識。
- でも、私たちにはもう一つエネルギー源にできる燃料があります。それが脂質、正確に言うと「脂肪酸」です。もちろん脳も、脂肪酸を分解してできるケトン体という物質をエネルギー源として使うことが出来ます。すなわち、私たちは糖質を摂らなくても、脂質を使っていくらでもエネルギーを得ることが出来る。むしろ、体にとってはそうの方が自然で効率的だ。
イヌイットの人たち
北極やカナダ北部で暮らすイヌイットの人たちは、現在もほとんど糖質を摂らず、脂質中心の生活を送っていますつまり、以前と変わらず「ファットバーニング」のシステムで生きているのです。彼らには、世界の他の国の人々と比べて心臓病や脳血管障害、ガンの発生率が飛び抜けて低いという特徴があります。
糖質について
ここ数年は「糖質制限ダイエット」や「ライザップ」等の影響もあり、
カロリーよりも、糖質が太る原因だと認識されてきました。
また、糖尿病にも大きな関係があるというのが、最近の調査で分かってきました。
人間の体を不安定にするシュガーバーニング
インスリンは、糖質が体内に入ると一気にスパークしますが、その分、減る時もまた急激な勢いで減ります。すると体は均衡を保つため血糖値をまた上げたくなって、糖質が欲しくなります。甘いものを食べると、麻薬のように次々と欲しくなったり、癖になったりするのはこのためです。その結果、インスリンは常にスパークしては減るという不安定な動きを繰り返します。血糖値がいつも上下していると、細胞に供給されるエネルギー源も安定しないので、内臓の機能も安定しません。脳のエネルギーレベルも一定に保つことができず、集中したり、記憶したりするといった脳の機能も一定しません
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1万年前に人類が摂っていた糖質量
1年間でわずか小さじ22杯。今ではなんと1年間で約63キロ、小さじ21万1400杯
恐ろしくないですか?
1万年なんて、人類の誕生から考えると、ほんの一瞬です。
まだ、人間は糖質への適応ができていない状態だと考えるべきではないでしょうか?
糖質を摂るデメリット
- インスリンのスパーク
- 栄養素の問題 微量栄養素が不足。特にデンプンのおおい炭水化物には微量栄養素が少ないので、小麦や米をいくら食べても食べても、体は「栄養素が足りない」と認識し続ける。
- 満腹中枢の麻痺 脳に「もうお腹いっぱいです」という指令を送るのは、脂肪細胞から分泌されるレプチンという満腹ホルモンです。この満腹ホルモンは、脂質や蛋白質を取った時には盛んに分泌されるのですが、炭水化物の場合あまり反応しません。
- 「炎症」 糖質はタンパク質とくっついて熱が加えられると、AGE(終末糖化産物)という極めて破壊的な物質に変化する。AGEは細胞を攻撃し、炎症を引き起こします。例えば動脈を詰まらせる血栓の原因は炎症です。AGEによって傷つけられた血管の内壁に血液中を流れるコレステロールが染み込み、炎症が起きます。それを防ごうとして、免疫細胞や血小板がやってきて、固まりを作ります。それが血栓です。
「カロリーが高い=太る」というのは間違い
断言します。脂質、すなわち油こそが、私たちを健康にして、ハイパフォーマンスの疲れない、クリアな頭脳を発揮させることのできる唯一の優れたエネルギー源なのです。
油について解いておきたい最大の誤解、それは「太る」ということです。「カロリーが高いものを食べるから太る」というのは、もはや神話に過ぎないのです。
長くなったので、続きます。
どうですか?
ここまで読んだだけで、「今までの常識はなんだったんだ!」
と、怒りや喪失感が半端なく無いですか?
是非是非、この本をお手にとって、じっくり読んでみてください。