コロナで露呈した人間(自分)の弱さ
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コロナがさらけ出した自分の弱さ
半年ぶりのブログです。
写真の貼り付け方すら忘れていました(笑)
もう半年前の世界がどんな世界だったかも忘れてしまいそうなくらい、
急激に世界が変化しています。
いや、宇宙単位で見れば何も変わっていなのだと思います。
変わってしまったのはおそらく・・・・自分自身ではないかと・・・
コロナがさらけ出した自己中心的な自分の考え方
年が明けて2020年。
全然コロナなんて頭になかった1月
やる気に満ち溢れ、「今年は雪が少なくて助かった」なんてとぼけた日常を送っていた。
ニュースではコロナが報道され始めていたというのに・・・
徐々にコロナが浸透し始めた2月
ニュースではコロナが報道されない日がないくらいな勢い。
自分と言えば、「コロナなんて風邪でしょ?とっとと全員かかっちゃえばいいんだよ、
こんなんで経済止めるなんてありえないでしょ〜」とほざいていた。
2/27日には役員会のため東京へ行っていた。
まだまだ余裕だった3月
日々感染者が増え、中国をはじめ、アメリカ、ヨーロッパで大感染が始まった。
いよいよ他人事ではなくなってきた感じ。
自分はと言えば、MacBookProを買ったり、iPadProを買ったりと物欲が爆発した1ヶ月。まだまだイージーモードだった。
後半に入り役員会も中止になり、東京へも行かなくなった。
そして3月30日。実家のある長野でお世話になった大叔父さんが亡くなった。
すぐに駆けつけようと思ったが、コロナの関係で向こうからお断りの電話がきた・・・
93歳で大往生とはいえ、最後のお別れくらいしたかった・・・
この辺からコロナへの恐怖を感じ始めるようになって来た。
恐怖で日常生活もままならない4月
アメリカやヨーロッパで沢山の人が亡くなり、高齢者の方や、基礎疾患のある人が重症化し亡くなっていった。
基礎疾患?
高血圧、糖尿病持ちの私は一発アウトじゃないか・・・
そう思うと恐怖で眠れなくなった。
ウィルスをもっと知ろうと、ネットで情報を見れば見るほど恐怖におののくこととなり、ますます眠れなくなった。
そして心に変調をきたし始めた。
そう・・・あの「ぞわ〜ん」が起こってしまった。
「国は何をやっているんだ!!!」「ロックダウンしろ!」「一歩たりとも家から出るな!」
ニュースを見ながらこんなことを叫んでいました。
2ヶ月に一度の定期検診も怖くて本当は行きたくなかったのですが、
降圧剤や糖尿病の薬は飲まないと、それこそ死に繋がる可能性もあるので、
マスク2枚重ねに、手袋をして行きました。
仕事に行くのも戦々恐々でした。
車通勤で、仕事は基本個室ですが、朝一番の朝礼では従業員60名の顔色を見て回りました。これが本当に怖かった・・・
会社も納品以外の来客をすべてシャットアウトし、会議も最小限の人数で、最小限の時間での開催となりました。
とにかく恐怖に震えた1ヶ月でした。
徐々に経済が気になり始めた5月
ニュースをあまり見なくなった影響か、少しずつコロナへの恐怖が薄らいできた。
そして違う恐怖がふつふつと湧き上がってきた。
そう、コロナによる経済不況だ。
徐々に受注が落ちこみ、すぐ隣の工場では金曜日をラインストップし、4勤3休となった。身近なところでそのような姿を見たせいか、「うちは大丈夫だろうか?」
「定時割れする日が来るのでは・・・」
私は経営者という立場(社長ではない)なので、従業員の生活、もちろんその家族全員の生活維持の責任がある。
そんな事を考えていたら、今度は将来への不安で眠れなくなってしまった。
今までは給料が確保されていたから、生活への不安がなく、命を脅かすウィルスが
1番の恐怖の対象であり、「なぜみんなウィルスをもっと怖がらないんだろう?」
「緊急事態宣言?当たり前でしょう!ロックダウンしろよ!」と思っていました。
しかし経済が悪化するにしたがい「コロナでの死亡者数ってそんなに伸びてないね」
「自殺者のほうが多いのか」「きちんと生活してたら罹患しないんじゃない?」
「紫外線に弱いというから、緊急事態宣言撤回しろよ!」に変わっていきました。
卑怯で心の狭い自分という存在を確認できたここ数ヶ月
自分がお金に困っていなければ「経済がどうなろうと、感染者を減らすことを優先すべき」。
経済への不安が高まれば「クラスターにさえ気をつければ、経済活動再開したほうがいいんじゃない」。
つくづく自分の移り身の速さというか、心の狭さが嫌になりました。
どんな立場になろうと最後は「自分最優先」になってしまうのだなと・・・
医療機関の方や、スーパー、コンビニ、物流関係等こんな時でも休めず、日々罹患する恐怖と戦いながらも働いている方には本当に尊敬の念を感じます。
私ももう少しこのウィルスを勉強し、今後どう向き合うべきか、そして会社をどういう方向へ持っていくのか真剣に考えていきたいと思います。
このGWは色々とじっくり考えるいい機会になりました。
それでは!