仕事ができる人はどのように思考を整理しているのか?【生産性が高い人の思考整理の基本】
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生産性が高い人の思考整理の基本
会社では教えてもらえない 生産性が高い人の思考整理のキホン 【会社では教えてもらえないシリーズ】
- 作者: 井上龍司
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2017/06/26
- メディア: Kindle版
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みなさん、仕事をする準備は万端ですか〜
私はいつも頭も机もグチャグチャです・・・
せめて頭の中でも整理したいなと思い立ち、手に取りました。
早速行ってみましょう!
第1章 頭の中がぐちゃぐちゃ。全然はかどらない!
- 「仕事が進まない」のは「頭の整理」がつかないせいだった!?
- 判断の速さとアウトプットの速さ。それこそが一流と二流の差
- 「クリアな思考」になるために頭の良し悪しは関係ない
- 仕事ができる人とそうでない人との差は、「思考整理ができているかどうか」
- コンサルタントもテクニックで問題解決する
- たんなる「整理」にも大きな価値がある
- 思考整理に必要なことはたった二つ
- 1.不要なものを捨てる、残ったものを整える
- 2.どれだけ複雑で膨大な情報であろうとも、「不要な情報を取り除き」「残った情報を整える」というふたつが、思考整理の大原則
- すぐパンクする人ほど「頭の中だけ」で考えている
- ともかく全てを紙に書き出してしまう
- 整理中に頭の中を飛び交う情報を紙に書き出して、より多くのことを気に留めて置けるようにする。つまり、紙によって「脳のテーブル」を大きくしているのです。
- 「頭をよぎったことはすぐに書き留める」
第2章 どんな仕事もスムーズに進む思考整理の基本
- 思考整理は一度身につければ一生の武器になる
- 仕事の基本の「優先順位」。実は9割の人ができていない
- 「やるべきこと」から手をつける。ただし、「本当の期限」を見極める
- 「本当の期限」を見極めることが、余裕のあるスケジュールを作るコツです
- タスクと所要時間を一覧にする
- 販促でもイベントでも、計画書はこれ1枚で作れる
- 「頑張ったのにやり直し」を繰り返す人の共通点とは
- 仕事を始める前には、まず「その仕事の目的」(=なぜその仕事が必要なのか、何を求められているのか)を明確にしておきましょう
- どんな仕事でも目的から外れては0点です。
- 資料作成だけじゃない。「図解」は思考整理にも使える
- フローチャートは状況の整理や業務の流れを可視化し、原因や対策を考えるのに非常に役立ちます
- ポストイット一つで会議の生産性が倍増
- 発言をホワイトボードに次々貼ってグルーピング
仕事は分けて、分けて、分ける。あとは1個1個片付けるだけ
いくつかにステップに分けることが大切です。そうすることで、それぞれの作業内容や所要時間がイメージできるようになり、遠回りや迷い道のない進め方ができるようになる。
- ①現状の把握:会社や現場の実態を正しく把握する
- ②問題の発見:①の現状を受けて、どこを改善すべきか特定する
- ③解決策の検討:②の問題を解決する方法を考える
- ④解決策の実行:③で決めた解決策を実行する
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第3章 「論理的に考える」が一発で身につく!
- 論理的でない主張は聞いてすらもらえない
- 「根拠は?」と聞かれたら、どこまで切り返せるか
- コンサルタントが最初に叩き込まれる「グループ分け」の鉄則
- 人は一度に多くの情報を目にすると、それらを消化しきれず、どこから手をつければ良いのかわからなくなる
- 「わける」と「わかる」
- 理解を深めることに加えて、自分の視点がきちんと全体を見渡せているか、抜け落ちている視点がないか、といった確認をすることができます。
- 「あくまで君の意見だよね」と言われてしまう原因
- 「事実」と「意見」の違い
- 「ピラミッド構造」で主張を強化する
- 頭の中にある様々な情報が「主張」にあたるのか。「根拠」の一つにあたるのか。その根拠を支える細かいデータにあたるのか。じっくり仕分けてピラミッドを作っていくことで、頭の中が整理されてくる
- データの数字を何も考えずに見つめていませんか?
- 迷ったらメリット・デメリットの表に決めてもらう
- 客観的になるのは驚くほど難しいもの
「フレームワーク」はやっぱりよくできていた!
- フレームワーク1:マーケティングに必要な4P
- ①商品:既存の商品やライバル商品と比較した、商品の機能や特徴です
- ②価格:お客様が買ってくれそうな価格を検討します。安い方が好ましいですが、ブランド品であればあまり安くても高級感が失われる、といった例外もあります
- ③販路:お客様にとってどのような地域・場所で売るのが効果的か考えます。最近ではWEBも重要な販路の一つです
- ④販促:購入を促すための取り組みです。テレビや雑誌、WEBなどでの広告、店頭イベント、割引クーポンなどの方法は肘うに多く、最も効果的な手段と内容を考える必要があります。
- フレームワーク2:SWOT分析
- ①強み②弱み③機会④脅威の4つに分けて考える
- フレームワーク3:5つの力
- ①業界内の競合②新規参入③売り手④買い手⑤代替品
第4章 アイデアを効率的にどんどん出せる!
- パワポの前にエクセルを立ち上げる理由
- 考えを先にまとめておけば、あとは作業に集中できる
- 「思考」と「作業」の切り替えをできるだけ少なくする事で、不要な混乱ややり直しを減らすことできます
- アイデア出しの近道は「何かを入れる」こと
- 全くのゼロから妙案が浮かぶことはほぼない
- 過去の事例、本、ネット・・・あらゆるものを吸収する
- インプットが少なすぎる
- 「今まで世になかったものを生み出す」は幻想
- 「検索条件」の設定が甘いと、ズレた考えしか浮かばない
- 最低3つは条件を決めて、全て満たすものを考える
- 無数にあるアイデアの中から、適切なアイデアを絞り込むための「検索条件」を定めること
- 行き詰まったら、人の行動をひたすら観察する
- 顧客自身も気づいていないような不満がビジネスチャンスに
- 例)ラーメン屋にある紙エプロンや髪留めも観察から生まれた
- ブレストでどんどんアイデアが出てくる秘訣
- 「質より量」「批判NG」で自由にアイデアを出しまくる
- 「ひきざん」していくと、新たなものに生まれ変わる
- もっと軽く、もっと小さく、もっと簡単に・・・
- これだけは絶対覚えておきたい思考ツール「マトリクス」
- 有名なのは「緊急度」と「重要度」でタスクを分類すること
- 「なぜ10回」で必ずベストアンサーが見えてくる
- 頭が硬い人ほど自分への問いが少ない
- 「バリューグラフ」でテーマを違う角度から掘り下げる
- アイデアの目的を箱と矢印で順を追ってつなげていき、それぞれの目的を実現する方法を考える
- フレームワークはアイデア出しでも重宝する
- 発想力に自信がないなら迷わずツールを使う
第5章 言いたいことがいつでもきちんと伝わる!
- 論点がずれたまま進む議論は意外と多い
- 何を優先して議論すべきかという「議論のための議論」が必要
- 主張を理解してもらう前に、まずは論点を理解してもらう
- プレゼンは最初の1分で決まる
- 主張→根拠→具体例→主張
- 説明下手な人の話には大抵具体例がない
- 人間は具体的に想像しやすいことの方が、理解もしやすく記憶にも残る
- 千の言葉より一つの図でバシッと説明できることもある
- 急に話の流れにメリハリが生まれる「接続詞」の魔術
- 「なぜなら」「たとえば」「しかし」で注意を引く
- 「〜だそうです」「〜だと思います」を減らす
「何が言いたいの?」と言われる原因はここにある
- あれこれ盛り込まず、主張を一つに絞る
- 例)「我が社の売り上げは年々下がっている」と言うのは主張ではない。「〜が必要」「〜べきだ」のように、何か具体的な行動を提案する言い方をする
- 立場が上の人ほど複数の仕事を抱えて時間がなく、説明を簡潔にして欲しいと思っています。
- 「何をして欲しいか」を明確に伝えるのがビジネスの必須条件
いかがでしたか?
濃い〜〜1冊でしたね!
著者の井上龍司氏は、私が中小企業診断士の勉強している頃から追いかけていました。
(彼は当然合格しています)
当時書いていたブログも独創的で、ウィットに富んでいて、才能の塊のような人でした。診断士を諦め、彼のことも忘れていたのですが、さすがですね、本を出していたなんて・・・やっぱり才能ある人は世にでるんですね!
では!